モーズレイ性格検査

昨日受けたモーズレイ性格検査(Maudsley Personality Inventory:MPI)はロンドン大学教授H.J.アイゼンクにより作成された質問紙法の性格検査である。MPIは国際的にも広く使われる性格検査と言われている。性格検査といえど作業検査法、投影法から今回のような質問紙法がある。質問紙とは、質問項目に被験者が答え、回答結果を点数化することによりパーソナリティをとらえる検査で、検査の施行と結果の整理が簡単という利点があるものの、被験者の意識的側面しかとられられない、意図的な回答の欺瞞に弱いという短所もある。

 

代表的な質問紙法:

• 主要5因子性格検査(BigFive)

• 児童・生徒向け主要5因子性格検査(Five Factor Personality Inventory - Children (FFPI-C))

• YG性格検査(矢田部-ギルフォード性格検査)

• MMPI(ミネソタ多面人格目録)

• MPI(モーズレイ性格検査)

エゴグラム

がある。

 

今回のMPIでは、

(A)外向性 (extraversion)、内向性 (introversion)、

(B)神経症的傾向 (neuroticism)を測るための性格検査とされる。

神経症的傾向(N尺度)および外向性(E尺度)、虚偽発見尺度(L尺度:Lie Scale)を測ることができる。

 

ところでL尺度にて①うそをついたことがあるか?②不利になるとわかっていても役所などに確実にバレない書類を提出するか?という質問があった。

ちなみにこのMPIの質問には見覚えがあったので過去に就活等で受けたと思われる。

 

私はこれまでに就活で受けた性格検査にてこのような質問をバカ正直に答えた、悪い意味で個性豊かなこと等の理由故に数十社をお見送りされて返事でよく「真面目すぎるから落とした」「あなたのマインドがうちに合わないから落とした」と言われた。

真面目すぎることはダメなことなのか、と思い、このような質問が来たときにはいつも固まってしまうようになった。

うそぐらい「人」であればついたことあるであろうし、会社はどう回答してほしいかを考えるといつも悩む。

 

どこの会社も性格検査を行い、多くの会社は「実力」よりも性格を重視する傾向があることには不思議に思うがこれが日本の特徴かもしれない。

話が変わってしまったが、性格テストといった短時間で性格等がわかるのは便利だし自分の性格もわかるので自己分析として受けたりするのもよいだろう。