バクスター効果

バクスター効果というものがある。これは植物が人間の感情を読み取る力があるという現象のことである。嘘発見器ポリグラム)の専門家であるクリーブ・バクスターが発見したことをちなんでつけられたのだが、水が根元から葉まで届くのにどれくらい時間がかかるのか、観葉植物のドラセナの葉に嘘発見器の端子をつけて実験をおこなった。バクスター氏は実験にて思うような結果が得られず、「葉を燃やすぞ」と心の中で思ったことより、嘘発見器の針が以上に振れたのである。実験から植物は他者の思考を読み取り、感情的に反応しているという結論に至った。これより植物に愛情をかけ、植物がそれに対して反応を示すことを「バクスター効果」というようになった。この研究は神経組織のない植物に感情の伝達はありえないという具合に反論を受けた。ただ、植物だけでなく、動物もまた同様に感情をもち、人間は植物や動物をものとして扱うことが多々あるが、感情を伴った生き物として尊重することは大切であろう。